2011年の読書(小説編)
- 作者: 清涼院流水
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/04
- メディア: 新書
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他人や自分を理解することは、誰にもできない。それでも、理解しようと努力することはできる。
2011年の始まりはカーニバル三部作。ミステリかと思ったらトンデモSFで、ゼノサーガのテスタメントを先取りしてたりいろいろおったまげたけど、言語野とろけさせてくれるのは相変わらず。多分この本を読んでなかったら1〜2月の鳥居さん関連妄想過多であんなにピコピコなってなかったかもしれない。
- 作者: 山口雅也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/14
- メディア: 文庫
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「……なぜ人は、不思議なことに出逢った時、そこに意味を見出そうとするんだろうねえ?」
一応ミステリーなんだけど、偶然ウンチクがたくさんあって参考文献もあるので、シンクロニシティに興味がある人向け。本当に単なる偶然と、自分の願望が作り出した錯角の偶然。自分が興味があるのは当然後者で、気持ちいいのも後者なんだけど、これって狙って他者に与えることもできるのかな。
- 作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: ペーパーバック
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↓↓↓な時に人(の作品)に出会うことで↑↑↑という序盤の展開や、一人の作品についての解釈に熱中する所が、自分の経験と重なり合う所があったので、かなり好きな1冊です。ちゃんと数えてないけどポール・オースターは去年一番読んだ作家。
STEINS;GATE‐シュタインズゲート‐ 円環連鎖のウロボロス(2) (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 海羽超史郎,huke
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/03/19
- メディア: 文庫
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時をかけずり回る青年。時間ループ量子可能世界SF。遅ればせながら年末にようやくプレイ。ノベライズは文字の下寄せやカギカッコ重ね(1箇所だけだけど)など、結構遊び心があって面白かったです。