虐殺機関 / 伊藤計劃

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

色々考えさせられるSF小説でした。軍隊&暗殺ということで某Xスレの某Gさんや某Pさんが好きそう。あと、小ネタ(主に映画ネタ)が散りばめられていて、google先生と本を往復しまくりでした。「検索して始めて映画ネタだったと分かる」というのは鳥居みゆきに通じるものがあるなぁ(例:99プラスの"クロコダイルダンディー"やハイタ#18の"痴漢ドワーフ")とかいうこじ付け病がまた出た。

虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

虚構機関―年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

虐殺器官のスピンオフ作品ということで「The Indifference Engine」だけ再読しました。「戦争に参加する子ども」と「戦後の軍人のカウンセリング」という、虐殺器官でも触れられていた二つのテーマを同時にクローズアップしたような感じだなぁと思って読んでたらウィリアムズさんきたー!

方舟さくら丸 (新潮文庫)

方舟さくら丸 (新潮文庫)

関係ないけど、昨日"虐殺機関 / 伊藤計劃"を読み終わった後に"方舟さくら丸 / 安部公房"の表紙デザインの色合いが似てることに気付いて、猛烈に「読書メーター読み終わった本リスト」内で二冊を並べたくなってきたので、急遽本屋巡りしてきました。結局見付からなかったけどついでに寄ったブックオフでいいもの見つけたので無問題。