2009年お気に入りの本
今年は狂ったように小説を読みまくったので、読んだ本の中から特に好きなものを上げてみました。ほとんど鳥居みゆきに絡んだ本のような気がするけど気にしない!一作家一冊縛り、順位は考えるのが面倒なので無し。
- 作者: 鳥居みゆき
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/08/06
- メディア: 単行本
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鳥居みゆきの初の著書、短編・ショートショート・詩の連作構成。読む人の精神状態によってどう繋がってるのか変わる仕掛けが多分あると勝手に思ってます。『陰日向に咲く / 劇団ひとり』系のベタベタな繋がりのようにも読めるけど、一度『好き好き大好き超愛してる / 舞城王太郎』のような作中作を疑うとどつぼに嵌まって頭の中がグルグルしてくる。
- 作者: 安部公房
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/03
- メディア: 文庫
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読書にハマるきっかけとなった一冊。『故 鳥居みゆき告別式〜狂宴封鎖的世界〜』中の特典フェイクドキュメンタリーを見た直後に読んだのが、被ダメージを増幅した原因かも……正月暇な人は鳥居みゆき単独DVDのレンタルとご一緒にどうぞ。
- 作者: 佐藤友哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 単行本
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砂の女に続き「お前はどやねん」的寓話系小説、エログロ耐性必須。厭世的思考や小ネタなど、所々鳥居みゆきと同じ臭いがするので、鳥居ファンにオススメかもしれない一冊です。逆にこの臭いがあったからこそ好きな本になったのかも。<例:箱男(安部公房)、コインロッカーベイビーズ(村上龍)、ヒトラー(ヒットエンドラン)、肉のカタマリ(ハイタ#6、ムーの記事他)、サグラダ・ファミリアが完成(ピンモネア、活弁士ネタ)>
- 作者: 野田秀樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1984/11
- メディア: 文庫
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言葉遊び・どんでん返しのラッシュ。鳥居みゆきのコントが好きな人にはかなりオススメ。鳥居さんが長編書いたらこんな感じになるんだろうか
脱走と追跡のサンバ (角川文庫―リバイバルコレクション エンタテインメントベスト20)
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1996/12
- メディア: 文庫
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オチが華麗で素晴らしいダンシング・ヴァニティと迷ったのですが、やはりこちらのほうが多種多様なSFドタバタに浸ることができるのでこちらをチョイス。
- 作者: ディーノブッツァーティ,関口英子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/04/12
- メディア: 文庫
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海外小説から一冊、イタリアのカフカと言われてるらしい。不条理系・幻想系・神視点系が多めの短編集なので、鳥居みゆきの妄想月報が好きな人にオススメかもしれません。
- 作者: 樺山三英,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/20
- メディア: 文庫
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夢中夢からずっと出れないようなグルグル本。翻案元の原作ハムレットや久生十蘭を教えてくれた素晴らしい一冊。もちろんこの翻案自体もものすごく面白かったです。
- 作者: 小林泰三
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/04/08
- メディア: 文庫
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表題作はホラーで、もう一編の時間SF『酔歩する男』が物凄い。どちらも最後にうまいこと押し付けてくる感じが恐怖感うpppp
- 作者: 伊藤計劃
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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虐殺器官と迷って、引用小ネタの引っかかりが少ないこちらを選択。二冊とも「死」についてかなり考えさせられました。もっとこの方の作品が読みたかったなぁ……
- 作者: 舞城王太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/01/12
- メディア: 文庫
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とにかく色々とぶっ飛びすぎてる。作中作中…タイプなのでそういうのが好きな人にオススメ。今一番気になっている作家です。
- 作者: 町田康
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 文庫
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とにかく饒舌、ひたすら饒舌、思考も饒舌。現在『告白』を読んでる最中なのですが、長さがちょうどいいこっちのほうがお気に入りになりそうな感じです。